亜衣
待合室で見かけた女の子
こないだ耳鼻咽喉科に行って、そこの待合い室に居た女の子にインスパイヤされました(￣▽￣)
見かけた子は日本人で亜麻色の髪に鳶色の瞳でしたけど(^^;
子どもの笑顔って本当屈託なくて良いですよね
さらにちっちゃい弟が居て、ちゃんとお姉ちゃんしてるんですわ
というわけでこの子にも弟が居る設定ｗ
名前は亜衣ちゃん
今日はお母さんと耳のお医者さんへ来ました。
お母さんは日本人、お父さんはイギリス人です。
でもお父さんは日本人に帰化してるので名前も名字も日本式
瞳と髪の色だけがちょっと違ってます
でも話す言葉は日本語で、普通の日本の子どもと変わりません
亜衣ちゃんには晋也と言う弟がいます。
まだ幼稚園にもあがってないので、一人にもできずお母さんと亜衣ちゃんと一緒に来ています。
本当は今日非番のはずのお父さんが弟のめんどうを見る予定だたのですが、急に仕事がはいってしまいおでかけになってしまいました。
さらに幼い弟は、ずっと待っているのに耐えられずそのうちぐずってしまいまいた。
お母さんにべったりくっついて甘え放題。
亜衣ちゃんはちょっと面白くありません。
けれど弟を大事にしなさいと言われているので、弟を虐めたりしません。
でも目の前で弟にお母さんを独り占めされるとやっぱりつまらなくなります。
「あのね、あのねおああさん、きょうね幼稚園でね、美紀ちゃんとね」
「亜衣、お医者さんでは大きい声だしちゃだめよ」
「だっておかあさんにお話したいんだもん」
「おうち帰ってからね、いいこでしょ」
幼くても利発な子。
お母さんのこの手の約束は守られたことがないのを覚えています。
ふてくされてお母さん達から離れた椅子に移動しました。
そこで思いっきり足をぶらぶらさせはじめます。
これもお母さんからは駄目と言われています。
「亜衣、おかあさんのとなりにいらっしゃい」
いつもなら言うこと聞くのですが今日はちょっといつもよりふてくされています
今日は亜衣ちゃんの診察日
本当ならお母さんと二人で来るはずだったのに・・・
いっぱいお母さんとお話できるはずだったのに・・・
「亜衣、こっちにおいで」
さっきとは違って優しい声でお母さんが呼びます
良く見ると弟はお母さんの膝の上でだっこされたまま寝てしまいました。
そっとそっとお母さんの隣に座ると、お母さんが亜衣ちゃんの髪をやさしく撫でてくれます
いっぱいお話したいことがありましたが、もう何を話そうとしてたか忘れてしまいました。
こうして亜衣ちゃんの順番が来て呼ばれるまで、そっと甘えてみるのでした
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